第二話:インターネットで出会った先生に出された課題から、自分を見つめ直した話
*前回のあらすじ*
- しごとつらいし将来も見えなくてつらい
- やけになってネットで他人にガチで人生相談
- 「こういうことを考えてみたらどう?」とアドバイス(課題)をもらう
こんばんは、きゅーいんがむ(id:Qingum)です。
前回の第一話「インターネットで出会った他人にガチで人生相談したら、本当に人生が変わった話」に続き、わたしがライターを目指すことにした理由を3回に分けて物語風に書いていきます。
今回は第二話、自分を振り返る話です。よろしくお願いいたします。
キウイノート:第二話
「インターネットで出会った先生に出された課題から、自分を見つめ直した話」
2015年11月5日
仕事が休みだったので、早速課題を攻略しよう!と思い、部屋から一冊のノートを引っ張り出してきた。
コーネルメソッドノートという、縦にも横にも逆さにも使えて情報を見やすくまとめられる便利なノートだ。
ずっと前にハンズで一目惚れして買ってきたのはいいけど、使わずに眠らせていたそれを今こそ使う時だと思い、開く。
そしてノートの一ページ目に、昨日先生に出された課題を書き写した。
課題5を達成するためにノートを開き、ただ課題を書き写しただけだったけど、なんだか一歩を踏み出せたようでわくわくした。
そのわくわくに任せて、他の課題についても、今このまま考えられそうなことを考えていくことにした。
課題1は調べないといけないので、課題2から。
課題2:自分が得意なことは?組み合わせてできそうなことは?考える。くだらなそうなことも役に立つかもしれません。
得意なこと…うーん、なんだろう?
とりあえず、得意かはわからないけど、自分の好きなことを書き出してみようかな。
- 書くこと
- 歌うこと
- 人の話を聞くこと
- 集中すること
- 好きなものに対して愛を叫ぶこと
- 自分の言葉で伝えること
この中で、得意そうなこと、あるかな。
人に褒められたことがあるのは、書くことと歌うことくらいかなあ。
自分より上手な人は山ほどいるけど、褒められたからにはとりあえず得意ということにしておこう。
組み合わせはまだ全然わかんないな…。とりあえず、今日はここまでにしよう。
課題3:マイノリティや少数派は時にニッチという武器になります
マイノリティ。うーん、わたしは多分マイノリティだよなあ。
ポエムを投稿するwebサービスに「スーパーの陳列の仕事たのしい!!!!」って書いてた人、他にいなかったし。
DDRのこの曲のこの矢印のときの動きが可愛くて超萌える、とか言ってる人、周囲では見たことないし…(探せばいるかもしれない)。
スーパーの仕事はメジャーだけど、陳列の仕事はマイナーな方かも。
音ゲーはメジャーだけど、DDRのパフォーマンスが好きなのはマイナーな方かも。
こういう変なところを好きになる力を、何かに活かせたらいいな。
課題4:どんなことでも突き詰めてやりこんだことには共通のエッセンスがあります。きっと将来の仕事に役立つと思います
最後に、これまでハマったことを書き出す。
小学生の頃は、FF10の美しいグラフィックと物語に惚れてめちゃくちゃ資料集めたりしたなあ。
PS2持ってなくてゲームやってないのにアルティマニア(辞書みたいに分厚い攻略本)を6冊集めたり、雑誌のゲーム情報コーナーを切り抜いてスクラップブックを作ったりしたっけ。
ファイナルファンタジーX アルティマニアΩ (SE-MOOK)
- 作者: Studio BentStuff
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↑Ω好きすぎてボロボロになるまで読んだ。
中学生になって、友達がやってたポップンミュージックにハマった。3ヶ月家庭用をプレイし続けたらいつのまにか誰よりも上手くなってて、その頃には友達のポップン熱は冷めてて、ちょっと悲しくなったりしたなあ。
ポップンは曲の一部のパートをボタンで押せるのが楽しくてやってた。ギターとベースの違いもポップンで知って覚えた。
↑一番プレイしたのは9。
高校を出て一人暮らしをはじめてからは、ボーカロイドにハマった。これまでボーカルの声が苦手だったり、そもそも出会うことのなかった種類の音楽を、初音ミクの声と曲を生み出すクリエイター達のおかげでたくさん知った。
ボカロってすごい、毎日新しい音楽が投稿されていく文化すごい、って感動した。
ryo(supercell) feat.初音ミク 『ODDS&ENDS』
↑大好きな曲。クリエイターの葛藤と初音ミクの可能性の歌。
…と、ここまで思いつくままに書いて、ふっと気がついた。
わたしがハマったのは、「表現」だったんだな、ということに。
FF10の映像と物語による表現、ポップンというボタンを押す形式の音楽表現、それから、ボーカロイドという新しい形の音楽表現。
そして、思ったことは自分自身にもつながった。
書くこと、歌うこと、自分の言葉で伝えること。
わたしが好きなこと、やってきたこともまた、「表現」だったんだ。
――よし、決めた。
「何も残せない」職場で働くのがつらいなら。
わたしは「表現」する仕事に就こう。自分を表現し続けて生きていこう。
自分を見つめ直してみたら、たった一日で暗闇に光が射した。
よし、この気持ちを元に、次は仕事を探していこう。
<つづく>
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第三話「インターネットの海で迷走した結果、ライターを目指すことにした話」