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キウイノート:ライターきゅーいんがむが日々あったことを綴っていくブログ。

セイチョウ・ジャーニーという本を読みました&ちょっとだけ寄稿しました

こんにちはこんばんは、きゅーいんがむ(id:Qingum)です!

タイトル通りですが、先日開催された技術書典5にて頒布された「セイチョウ・ジャーニー」という本を読んだ&ちょっとだけ寄稿させていただいたので、
今日はこちらの本の感想を書きつつ、寄稿しようと思った理由についても最後に少しだけ書こうと思います!

(※長くなってしまったため、途中に適宜いらすとやさんからお借りしたイラストを挟んでいますが深い意味はありません)

■セイチョウ・ジャーニーとは

Growthfactionというサークルさんが発行した「成長するための技術」についての本です。
メンバーの5人が、それぞれ「成長」をテーマに、自身の体験談やそこから得た気づき・学び等を綴っています。
技術書典5では紙の本200冊が1時間で完売、PDF版のダウンロードカードも150枚以上売れたという人気の本で、現在PDF版はBOOTHで通販も行われています。

growthfaction.booth.pm

詳細は主催者であるてぃーびーさんのブログをご参照ください。

tbpgr.hatenablog.com

■セイチョウ・ジャーニー各章の感想

第1章 ハイスコア・ボーイ - てぃーびー

私がかつて人生相談させていただいた方でもあるてぃーびーさんの章。
自身が格闘ゲームで成長したときの体験を振り返りつつ、そのときの成長の様子を図解を交えて分析・解説した内容となっています。

寄稿時にこの内容は知らなかったのですが、実は私もゲームネタで寄稿しているので、ゲームのジャンルこそ違えど、わかる…!とかなり思った章でした。


私は格ゲ―は苦手で、やるのは音ゲーばかりなのですが、
音ゲーでも目標はスコア・クリアなのにも関わらず、そこに向かうまでの気持ちの上げ方や工夫が楽しい、みたいなことがけっこうあるので、そういう部分は自己目的的だなーと思います。

個人的には、長期ゲームをプレイするにおいて、人とのつながりは必ずしもプラスになるとは限らないと思うのですが(逆に意識しすぎて嫌になってしまったりとかしそうで、私はあまり交流できてないです)
相手がいること自体は強力な動機になると思うので、良い人間関係が築けるのであれば強いなーと思います。環境大事ですね。

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▲ゲームセンターで対戦する人たちのイラスト

 

第2章 スゴクナイ・ジャーニー - Hide

この章はまずタイトルが好きで、導入の時点で「こういうのが読みたかったんだよ私…!」って思いました。

イチョウ・ジャーニーという本のターゲット自体は、成長に対して割とやる気がある人なのかな?と思うのですが、私自身はあまり成長に積極的な方ではなく、かつすごくもなんともない人間なので、こういう寄り添ってくれるテーマがとても嬉しいです。

「すごくない私が地道に成長した経験」というテーマで著者のHideさんが成長するまでの流れが書かれているのですが、Caseの各会話が本当にリアルで良いなーと思いました。

それと、私は診断ツールがけっこう好きで、星の数ほど試しては星の数ほど診断結果を忘れる、みたいなことを繰り返しているのですが(大げさ)、紹介されている「ストレングス・ファインダー」の結果ははっきり覚えていて、今でも自分の指標の1つにしている診断なので役に立ってるなーと改めて思いました。

お子さんの誕生を機に成長したいと思うようになったとのことで、やっぱり大切な人の存在や人生に関わる大きな出来事はきっかけとして大きいんだなと感じました。

第3章 マヨイ・ジャーニー - VTRyo

いきなり間宵君というキャラクターが登場、技術書典にやってきた間宵君が一冊の本を手に取り…と物語がスタート。これまでのエッセイの流れで読んでいたので少しびっくり。でもとっても実践的で解説も丁寧、そして優しさを感じる良い章でした。

間宵君が変わり、成長するまでの物語が描かれているのですが、登場するステップとワークがとても具体的で良いなーと感じました!(自分の理想を挙げてみる、とか実際にやってみました)

あと、個人的には、Twitterをもう9年くらいやっているので新規登録の仕方を教えているのが斬新に見えました(自分が既にやっていることを相手がやっていないかもしれない、と想像するのが苦手なので、こういうところを飛ばさずにきちんとフォローされているのは素晴らしいと思います)。

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▲青い鳥のイラスト

 

第1章の感想で人とのつながりがプラスになるとは限らない、と書いたのですが、プラスになるよう「計画的偶発性理論」を上手く自分から発生させられたら良いですよね。そしてやっぱり環境大事だなって思いました(2回目)。

第4章 言葉のセイチョウ・ジャーニー - KANE

私は言葉が好きで、特にライターという仕事をはじめてから言葉についてよく考えるようになった(辞書もめちゃくちゃ使うようになった)ので、この章も導入から惹かれてしまいました。

「言葉の伸びしろがある状態」という表現良いですね!複数の解釈ができる言葉はたくさんあるし、言葉というのは前後の文脈や、声であればトーン、文章であれば句読点や漢字を開くかどうかでもだいぶ印象が変わるので、この辺は本当に難しいなーと日々書きながら思っています。

また、「伝わるかどうか」についても、正確さだけでなくタイミングの問題などもあるので、余裕があるときに余裕のある相手に対して、できるだけ正確なボールを投げていたいなーと改めて思いました。

(ちなみに、私は適量がわからないタイプなので、「目安のグラムもっとみんな書いて!!!」ってよく思います)

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▲計量スプーンのイラスト 

 

第5章 行動のハードルを低くするジャーニー - ゆのん

この章もタイトルを読んだ瞬間に「私向けかな?」と思いました。行動が遅すぎて書こうと思いつつブログを半年放置していたりするので、参考にしようと思います。

何か新しいことをはじめるときとかに、何気なく「目標」とか「行動を変える」とか考えがちなのですが、この章ではそういうことが更に深く「3種類の目標」「3種類の環境の変化行動」といった形で紹介されていて、なるほどもっと細かく目標や具体的な行動について絞っていった方が良いのか…!と勉強になりました。

自分にできそうな小さな目標や行動から設定・選択して、無理しない程度に少しずつ積み重ねていけたら、もっとモチベも上がるし行動できるようになるんだろうなあ。がんばろう。

付録 A みんなのセイチョウ・ジャーニー

付録ではメンバー5名+22名の、成長と充実に関する4つの質問への回答が掲載されています。

質問は「成長とは?」「あなたが成長にとって重要だと考えるものは?」「充実とは?」「あなたが充実にとって重要だと考えるものは?」の4つなのですが、これがすごく深い質問で、人によって全然答えが違います。一人一人の価値観が見えてすごく良いな、と思いました。

かなりバラバラで、でもそれぞれの回答に芯というか、強い気持ちを感じるので、きっと多くの人が自分に近い回答の人や、自分が目指したい回答の人を見つけられると思います。

自分の回答について

自分の実体験に基づくこと、かつ堅苦しくなくとっつきやすい内容にしようと思ったときに出てきたのがDDRを使った表現だったので、DDRネタで回答(寄稿)しました。

 

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▲ダンスゲームのイラスト

 

一応、具体的な方が参考になるかな、とかゲームの話の方が気軽に読めるかな、と思って書いたはずなのですが、結果的にわかりづらい+長い上に改行なさすぎて読みづらい感じになってしまい反省しています。

こういう捉え方もあるんだな、くらいに思っていただけたら嬉しいです。

■セイチョウ・ジャーニーに寄稿しようと思った理由

先ほどちらっと書いたのですが、私は「成長」に対してあまり積極的ではない方で、「成長できるならできるに越したことはないけど、進んで成長したい!とかはあまり思っていない」というのが正直なところです。

でも、同時に、「生まれてから死ぬまでに成長しない人間は存在しないし、「成長」というのは人生のどこかで(あるいは、人生の岐路に立たされたときに)必ず対峙するテーマである」とも考えています。

なので、質問への回答をてぃーびーさんが募集されていたときに、「この機会に成長について考えてみよう、自分がどう考えているのか、一度言語化してみよう」と思ったのが寄稿しようと思った理由であり、きっかけでした。

 

本を読んで、また自分で言語化してみることで、自分はゲームでも成長できているのだと思うことができたし、あの日人生相談をしたことは、間宵君の一歩のようなものだったのだな、と思うことができました。
きっかけを下さったてぃーびーさん、Growthfactionの皆さん、ありがとうございました!